
いにしえより変わらない五島うどんのおいしさを支えるのは長年受け継がれる伝統と技術です。
「多くの人に五島うどんを味わってもらいたい」。という思いから、日々、五島うどんに愛情を注いでいます。
ここではどのような方法で五島うどんが作られているのかをご紹介します。
① ミキシング
1日目 AM6:00〜 うどん作りは早朝より始まります。
厳選された小麦粉と、五島列島のミネラルたっぷりの水、天然の海塩を加えて練り上げ、1つのかたまりにします。② 足踏み・切り廻し
1日目 AM7:00〜 練り上げた小麦粉を足で踏みならし、麺にコシをもたせます。そして、その生地を渦巻き状に切っていきます。
③ 細目作業
1日目 AM8:00〜 渦巻き状になった麺帯をロール機にかけます。厚みや幅を整えながら円筒形にしていき、ここで椿油を塗ります。ここが他の手延べうどんと違うところです。椿油で麺同士が密着しないようにする目的ですが、この工程があることで椿油独自の風味も合わさります。
④ こなし作業
1日目 AM8:00〜 麺帯をロール機に通しながら、カケバ機に掛けられるよう均一な太さにします。この段階で麺の熟成をしています。
⑤ かけば作業
1日目 AM9:00〜 ヨリをかけながら、2本の筒に8の字に巻いていきます。
太さが均一になるように引っ張りながら調整します。⑥ こびき作業
1日目 AM10:00〜 熟成度にあわせて、麺を40〜50cmの長さに伸ばしていきます。
⑦ はたかけ作業
1日目 AM11:00〜 適度に熟成された麺線を引き伸ばしながらハシで分け、密着しないようにしてハタ(うどんの干し具)付けを行い、姿を整えます。
⑧ 乾燥作業
1日目 PM12:00〜 その時の温度や湿度に応じて、扇風機や除湿器、温風機、換気扇などを使って次の日まで乾燥させます。
⑨ こわり作業
2日目 AM8:00〜 乾燥後、ハタから取り外した麺を切って長さをそろえます。さらに、麺につやが出るように研磨します。
⑩ 選別、検査、結束、袋詰め
こわり後〜 選別、検査でコブができた麺や曲がった麺をとり除き、グラム数をそろえて束にします。束にした麺を袋詰めして完成です。